朝のだるさを解消する方法
朝、なかなか起きれない、という人は多いと思う。
2度寝、3度寝をして、挙句の果てに布団の中でごろごろして、気づいたらもう会社に行く時間になっていて、慌てて家を出る、という方も多いだろう。
また、会社についたところで、身体が以前とだるく、仕事にやる気が出ない、という方も多いだろう。
良く言われる対処法として、目覚まし時計のスヌーズ機能を使わず、目が覚めたらカーテンを開けて、太陽の光を入れる、そうすることで体が起きるモードに入るという。
「それができれば苦労しない」と私は思う。目が覚めてすぐに布団から飛びきることが、なんて難しいことなのだろう。
ここでは、「朝7時に起きて、昼を過ぎた15時ごろにやっとスイッチが入る」という経験がある私が、今では目覚ましが鳴れば身体は多少だるいが、すっと起きられるまでになった、その解決法について話してみたいと思う。
まず、快適に起きるためには、朝のだるさを改善させる必要がある。
その方法は大きく2つに分けられる。
夜の時間の使い方と、朝の時間の使い方だ。
まずは夜の時間の使い方。
朝できるだけ快適に起きるためには、当然のことであるが寝不足はいけない。
最低でも6時間、できれば8時間は欲しい。
そのためには、これまた当然であるが早く寝る必要がある。
早く寝るための一番良い方法が、入浴である。
シャワーだけで済ませず、42度くらいのお湯に肩までつかるのがいい。
最近では、本当かどうかはわからないが、半身浴はあまり意味がないと言われている。
大体10分から20分湯船につかると、身体の深部体温が上がってくる。
この深部体温が、風呂から上がった後に徐々に下がっていき、だいたい1時間30分ぐらいたつと平常に戻る。
その平常に戻っていくにつれ、眠くなってくるということだ。
なので、睡眠時間を考えて、逆算して風呂に入ればいい。
また、湯船につかると、自律神経が整ってくるので、朝のだるさも改善されるという。
風呂上がりは、当然のことながらスマホやテレビはあまり見ないほうがいい。
脳が興奮して目が覚めるからだ。
とはいえなかなか難しいと思うので、寝る30分前は本を読むと決めて、リラックスするのが良いと思う。
次に朝の時間の使い方。
よく言われるのが、眠くても、だるくても、目覚ましが鳴れば布団から出て、カーテンを開けて日光を浴びる。
何十分か散歩もすればなおよい。
ただ、朝は眠すぎて、だるすぎて、まずすぐに布団から出れないことが多い。
はっきり言って、私は無理だった。
この場合、2つの方法を使って、素早く目覚めるようにできる。
1つ目は、目薬を差すこと。
眠っている間、目は乾燥していく。
完全には目が閉じられていないことも多いし、瞬きもないので分泌液があまり出ない。
目が乾いていることによって、まだ体は眠りモードに入っている。
瞬きをして涙を出すことによって、目は起きているモードにある。
そのため、枕元に目薬を用意しておいて、目覚ましが鳴ればすぐに目薬を差すとよい。
これはかなり効果てきめんで、私は十分に睡眠時間が取ってあれば、これで完全にとは言わないが目を覚ますことができる。
二度寝はしない。
しかし、眠気が和らいだとはいえ、身体のだるさが残っている。
そこで2つ目、水を500ミリリットル程度飲むこと。
水も枕元に用意しておいて、目薬を差した後、水を飲んでみる。
水を飲むことで、内臓が動き出し、身体が起きるモードに入る。
寝たまま飲むことはできないので、ベッドに座って飲むことになるが、少しだけ身体を動かすことができる。
ここまですれば、今まで2~30分ベッドでごろごろしていたところ、2~3分でベッドから起き上がることができるようになる。
あとは顔を洗い、歯を磨けば(前の2つをやればそんなに苦労はないはずだ)結構体のだるさもなくなり、動くことができる。
もちろん、日光を浴びて、散歩をすれば完璧だ。
結局、朝のだるさを解消するには、起きて動くしかない、ということになる。
ただ、そうとは言え、意志の力だけでは困難なので、目が覚めて動くまでのステップを分割してやっていけば、意外とすんなり起きられるようになる。
今まで、起きて身体がだるく、それが1日中続いて何のやる気も起きなかったのが、前向きな1日に変わることに気づくだろう。